Art Exploration Event

The Still Point -kudan houseにて

Art Exploration
スポンサーリンク

8⽉6⽇〜 9⽉5⽇まで九段ハウスにて開催。事前予約制。
パビリオントウキョウの九段ハウスの木陰雲の場所を検索していて、九段ハウス内でもアートの展示が開催されていることを知りました。古い邸宅にも時がテーマという作品にも興味がわいたので、慌てて当日予約のキャンセル待ち。ダメ元でしたが、スタッフさんの配慮で作品を見ることができました!

九段ハウス/kudan house

まず、九段ハウスが素敵で、昨年訪れた旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)を思い出しました。ランプ好きなのでついランプに目が行ってしまうのですが、序盤から素敵すぎるランプに出会えてテンションが上がります。青いガラスに光が反射し、繊細な細工の黒い影と共に青が映し出される様はずっと見ていられます。

一押しのランプ。青い影がまるで羽のよう


お部屋内部の造りや装飾が豪華。階段だけでなく、窓の金具までもがクルクルとした模様になっているのは初めて見ました。

窓の外は期間限定レストランだそう
よく見るとカメレオンのようなクルクルが

時代や国籍の異なるアーティストによるグループ展「The Still Point – まわる世界の静止点」

「時/とき」をテーマにした現代アーティスト19組の作品が地下1F/1F/2Fに展示されています。
築94年の邸宅と現代アートのコラボレーションが生み出す雰囲気は新しくもあり違和感もあり、でもどこか馴染んでいる作品もあり、この雰囲気も含めて現代アートたらしめているのだなと。
2階で好きな作品を見つけました。立体枯山水!枯山水を立体にして、内部に表面実装LEDを仕込んで光らせて、部屋全体を陰で満たすことで鑑賞者を枯山水で包み込む作品だと勝手に理解しましたが、タイトルは「雲」でした。言われてみれば雲っぽい形です。LEDがピカピカと点滅していたら、白と緑に光る積乱雲の中ということ?なんて思ったり。

緑に光る積乱雲かしら
雲の陰で包まれた部屋は雲の中

地下1階、地上1,2階での作品をいくつか抜粋。

裏には時刻が異なる時計が
廊下からひきの時の部屋
対の鯱
丸い電球
Air Mail
余白→額縁→余白→絵の黒→絵の白
宮島達夫さんのナナセグ「3」
大蛇に虎縄
トーテムポール
テレビの歴史
座敷の月と太陽
階段の装飾とストライプ紅白がなぜかお洒落

九段ハウスの中での展示は 地下があることに驚きましたが、特に地下1階はコンクリートや銀色の配管による現代のリノベーションが感じられ、場と作品の持つ雰囲気が合っていました。こういった機会でもないと九段ハウスの中に入ることはないので、とても貴重な体験をさせていただきました。今後、九段ハウスにてイギリスのアフタヌーンティーを楽しめるティーサロンなども開催されるそうなので、素敵な空間で美味しい時間を過ごしてみるのも良いですね!(私は高くて行けませんが…)

タイトルとURLをコピーしました