こんにちは、Reveです。
ここ最近はイベント記事が多いですが、今回もそんな類の投稿です。
今日はおととい開催されたVRイベントの「Unity VR EXPO AKIBA」を取り上げます。
【概要】
一言で言えば、ゲームエンジン「Unity」を使って作られたVRゲームやコンテンツの展示会です。
企業で開発された本格的なゲームから、個人で作られたアイデアが光る作品まで、約30点の展示が会場いっぱいに展示されていました。
会場は秋葉原のUDXビル2階にあるアキバ・スクエアで、時間は10:30~18:00まで。
(公式サイト)
http://events.unity3d.jp/vrexpoakiba/
VRはトレンドということもあり、イベント会場には実に多くの人が押し掛けていました。
そのため時間が足りず、いくつか実際に体験できないコンテンツも出てしまい残念でした…orz
VR系の展示は一度に少人数でしか体験できず、準備も含めて時間がかかるので、次回は開始時間ちょうどに会場入りするようにしたいですね。
【展示レポ】
というわけで、例のごとく写真付きのレポです。
入り口はこんな感じ。
VR体験の注意事項。ぶっ、ぶっ、VRを見るときは~
天井にもVR EXPOのテロップが。
受付登録を済ませると、こんなリストバンド(のようなテープ)を貼られます。
会場内の様子。
面白い試みとして、優先パスという制度がありました。
これは、優先的に体験したいVRコンテンツを一般の行列とは別の列に並んで短い待ち時間で体験できるという、某ディ○ニーランドのファストパスみたいなもので、受付で一人2枚まで取得できます。
この制度についてはなるほどと思いつつ、整理券方式とどちらが効率的に人を回せるのかと考えると、はっきりとはまだ言えない感じです。あと、プレス優先はいかがなものかと…
軽く会場の様子を見せたので、続いて各展示の写真に入っていきたいと思います。
[HADO]
手から「波動」を放って相手にダメージを与えていく対戦ゲーム…って初っ端からわけわからんw
これはハコスコと筋電位(ウェアラブル加速度?)センサーをつけて2対2のチームに分かれ、腕を突き出す動作をすると放てる「波動拳」のようなビームを対戦相手に当てて得点を稼いでいくVRゲームです。
[Wight Runner(仮)]
VR空間上を動き回るゲームですが、改造した体重計をコントローラーにしているのが特徴です。
体重計の上に乗って体重移動することで前後左右への移動、足の踏み込みを検知するもう一つのセンサー(赤外線センサー)でジャンプをしてVR空間を動き回ります。
(わかりづらいけど、写真左下が体重計搭載の椅子型コントローラー)
[LABOTA]
個人的には好きな展示の一つ。
VRで楽しむ電子工作というコンセプトで、Arduinoやモーター、LEDなどを使った電子工作をVR空間の中で体験することができます。プログラム(ファームウェア)もCGのブロックを組み立てて構築するというグラフィカルプログラミング方式で簡単に作成できます。
この展示ではまだLEDを任意の時間でチカチカさせられる位の単純なものでしたが、もう少し部品やプログラム動作の種類(条件分岐やループ、マイコンのAD変換やPWMなど)があればさらに楽しくなるでしょう。
完成度がなかなか高かったので、上記の機能が増えればVRコンテンツとして「化ける」のではないかと思ってます。
[The Gunner of Dragoon]
ドラゴンに乗って空を飛びながら、敵を撃ち落とすガンシューティングVRゲームです。
ゲーム内容自体はオーソドックスなシューティング(パンツァードラグーンみたいな)で、ぶっちゃけロデオボーイに乗るのが特徴というくらいですが、これが実に面白い。
ただゲーム画面を見るだけでは味わえないドラゴンに乗った感覚というのがなんか味わえた気がする、実に不思議な体験でした。
人間の感覚ってこんな簡単にだませるんだね☆
シンプルながら光るアイデアと体験の面白さで、イベント内でのコンテストでも見事受賞していました。
あ、当方も乗ってきました。
[忍VR]
印を結んで忍術を繰り出すVRゲーム。
ゲーム内容は後ろの巻物をとられないよう、前と左右の敵を忍術で倒すというディフェンス型のゲームで、指で印の形を組んで忍術を繰り出す様子はさながら漫画「NARUTO」を彷彿させます。
繰り出す忍術のエフェクトもなかなかきれいでしたよ。
[介護訓練VR]
こちらはゲームというより職業訓練コンテンツの一種ですが、その名の通りVR空間で介護訓練ができるというもので、KinectとOculusで要介護患者の人形を抱える訓練になっていました。
実際の患者がいなくとも訓練できるシステムという研究なので、今はCG人形の関節が時々あさっての方向に向いたりという問題があったりしましたが、もっとシステムの完成度が上がればいろんな病院などで訓練用コンテンツとしてもっと普及していくかもしれません。
[PING PONG LEAGUE]
VR卓球。
HTC Viveとモーションコントローラーで、実際の卓球に近い感じで遊べるバーチャル卓球です。
こちらも全体的な完成度が高くスポーツゲームとして楽しめたのですが、最初は慣れるのに時間がかかりました。
初めての人がやるには中々難しいのか、今回の展示ではEASYでもコンピュータ相手に勝った人はほとんどいなかったそうです。
ちなみに、当方はこの日2番目に勝った人間になったそうな。
[CIRCLE of SAVIORS]
これはマジで体験したかったやつ…orz
ファンタジー世界上の闘技場でモンスターと戦うVRアクションゲームですが、グリーンバックの中で剣を降ったり盾を構えたりする動作を認識して、あたかも本当に動き回りながら剣を振って敵を倒していく体験ができるデモです。
さながらモーションアクターのような気分にな…れるのでしょう(汗)体験してないからわかりません
うまい人(スタッフ)のプレイ。
まあ、当然というかコンテストでも受賞してました。
とにかく展示の規模も大きいながら、ゲーム内容やエフェクト、体験の面白さなど全てにおいて圧倒的な完成度なのが映像を見るだけでもわかります。
またどこかでお見掛けしたい。次は真っ先にブースへ飛び込んできますw
[VR Walk & Run]
VR世界をユニティちゃんになって動き回るというゲームでしたが、特徴的なのはHMDの横揺れで歩き、縦揺れで走りを実装しており、プレイヤーや周辺にセンサーを取り付けなくてもHMDのシステムだけでVR空間を動き回れるというアイデアが光る作品になっています。
ちなみに、製作者はship of ELYNこと西田様という方で、前に当方の作品制作でゲームをお借りしたことがありました。
[ぼっちドーム]
室内に設置し、何人かで同時に全天球映像を楽しめる段ボール製のドーム型スクリーンです。
コンテンツというよりはHMDなしでVR映像を楽しむツールの一種ですが、こちらも確かに面白い試みです。
ちなみに、映像補正をするプログラムの開発者を募集中だそうです。
[その他]
あまり長くなってしまうと飽きてくると思うので(もう既に長いけど)、あとはダイジェストで。
こちらはH2MDという動画の新しいコーデックで、JPEGなどの連番画像から動画を作るのですが従来のもの(Motion JPEG)に比べて断然軽いファイルサイズに圧縮できるプラットフォーム規格でした。
それのUnity版ということで、動画を使ったゲームのデモでしたがサクサク動いてました。
LeapMotionで手を使ったシューティングゲーム。
デモでは声優の方のナレーション付きでゲームができたそうです。
奥スクロールシューティングゲーム。
こちらはVR野球。
バット上のデバイスを振って、VR空間で投げてきた球を打ってホームランにするゲームということで、ボールを打つとバットも振動するという触覚体験もあるデモ…だったのですが、当方の直前で壊れて、バットがスマホのアプリに合わせて震えるというなんかよくわからない体験になってしまいました。
VR空間の中で使えるペンタブ。
戦艦大和の復元プロジェクトVR。
着ぐるみの頭…ということではなく、中でCGキャラクターと一緒に歌えるVRコンテンツだそうです。
いわば、ひとりカラオケVR。
まだたくさんのデモがあったのですが、時間が足りなくて体験できていないものも多く、残念でした汗
次はもっと早く来て全て見回れるようにしようと思った1日でした。
では(・ω・)ノ))
ちなみに、この日の夜は 牛かつ 壱弐参(いちにさん) で食事をしてきました。
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