こんにちは。いつもはどんよりな11月のイメージですが日の光が眩しくていいですね!
11月16日(木)から始まった東大制作展、通称iiiexの初日に早速行ってきました。
今回はいつもの会場の工学部2号館の1階・中庭・9階に加え、夏に展示していた情報学環オープンスタジオB1階と情報学館福武ホールのテラスも含みます。
東京大学制作展2023の今回のテーマは『學藝運動』
2023/11/16(木)~2023/11/20(月)の5日間、各日 11:00-19:00(最終日のみ17:00まで)開催されます。当日でもできますが、事前登録制になっています。
個人的に気になった作品
corotate
同じ場所にいながら指のジェスチャーで景色を変えることができるVRで体験する作品です。景色を変える速度は自分のジェスチャーの動きで決められます。ブラインド越しに景色が変わるので、変化途中で止めると、変わる前と変わった後を同時に見ることができるという面白い体験ができます。個人的には一押しです。
展示ブースの写真(ネタバレ含)Uの触覚迷宮
土台を傾けながら光のUちゃんを出口まで案内する新しい形の触覚ゲームです。進めた場合や行き止まりの場合は光の色と振動で教えてくれます。迷路を手で隠してしまうのでUちゃんがどこにいるかわかりません。でも、Uちゃんは温感で居場所を教えてくれます。
夏の展示でも振動と温感という触覚のみで感情を伝えるAIロボットを展示されていた方で、今後の触覚の使い方が気になります。
鏡界の住人
LeapMotion2に手をかざすと青い狐が現れて動き回ったり、また触れると逃げるように隠れたりします。この作品のすごいところは、裸眼立体視で青い狐が前後に動くように光学系の設計がされているところです。狐が横に動く二次元的な動きだけではなく、この作品は3次元的に動いています。
水滴の彫刻
大きくなって外の展示へと進化しました。
個人的には、夏の屋内の展示が半地下のようなスペースだったので、その場所の雰囲気と作品に差し込む光がとても素敵で好きでした。屋根裏部屋のような展示場所に差し込む光が額縁に貼られたワイヤーに滴る雫をキラキラと反射させている雰囲気が好きだったな…と
Breathe
ワイヤーで制作された繊細な作品です。夏は息を吹きかけて偏光板を回転させて作品に当たる光と陰影を変化させていましたが、今回は天井にあるライトをゆっくりと回転させて作品にあたる光の陰影を変化させていました。こちらの作品の真後ろにランプがチカチカする作品が展示してあったので、そちらのランプの光の方が強く少し紛らわしかったです。これも計算のうち…?なら良いのですが
flow clock / appropriate?
デジタルとフィジカルの狭間で「時間」をテーマにした作品。時間は人気のテーマですね!
本郷補完計画
3Dスキャンをして3Dプリンタなどで出力し、本郷キャンパスの長年の歴史で欠損した箇所を補完する作品。遠くから見ると白く違和感があるのですが、近づくと欠損箇所にぴったりとはまっています。本郷キャンパスの散策がてら探してみても楽しいのでおススメです♪
夏からブラッシュアップされた作品や全く別の方向性になった作品まで今回も色々とありました。
個人的には、夏におっ!となった作品がいくつかあったので期待値が高かったせいか、そっちにいったかぁ…と思ってしまう作品も多かった気もしますが、より芸術系のアートが増えていた印象です。