Make

自作のコントローラーでゲームをプレイしてみよう (7)

Make
スポンサーリンク

こんばんは、Reveです。
さて、今回も自作ゲームコントローラーの話をしましょう。
え、飽きた?ちょっと待ってちょっと待っておにーさんw
今日はWiiコントローラー(っぽいの)を作りますんで、加速度センサーでコントローラー作るんで、もう少しお付き合いいただければorz
(加速度センサーとは)
Wiiコントローラーでご存知の方も多いと思いますが、物体にかかる加速度を計測するためのセンサーです。加速度は、センサーの平面方向2軸と垂直方向1軸の合わせて3軸それぞれの度合いが測定されます(デバイスによります)。
AccSensor.jpg
物体が動いている最中はもちろん、静止時も重力(加速度)がかかるため
物体の姿勢を計測するのにも使用されます。
(回路の構成)
それでは、今回使用する部品を紹介します。
・Arduino Micro
・ブレッドボード
・加速度センサー(KXR-94 2050)
・ジャンパーピン
・ジャンプワイヤー
もうArduino Microとブレッドボードはおなじみですね。
加速度センサーはKXR-94 2050という、秋月電子で850円(税込)で購入できるデバイスを使います。
大変お求めやすい価格になっております。
これは、加速度をセンサーに対して3軸方向で測定するもので、その度合いは電圧の大きさで出力されます。
アナログ入力で加速度の大きさを計測できるため、使いやすいセンサーと言えます。
加速度センサーとArduino Microそれぞれのピンを、下の一覧の通りに接続します。

Arduino 加速度センサー
5V 1: 電源, 2: 有効化
GND 3: GND, 5: セルフテスト
A0 6: X軸
A1 7: Y軸
A2 8: Z軸

加速度センサーのピンそれぞれの役割については、
・電源: 加速度センサーの電源 (2.5~5.25V)。
・有効化: 電源と接続で駆動、GNDと接続でスリープ状態に入る。
・GND: 加速度センサーのGND (0V)
・X,Y,Z軸: それぞれの軸方向の出力
となっています。なお、セルフテストは特殊なため、ここでは説明を省きます(GNDと接続で通常使用)。
接続した際のイメージは以下の通りです。
今回ジャンパーピンを使用したのは、加速度センサーのピン同士を接続するのにコードではごちゃごちゃしてしまうため、コードをやめてすっきりと配線するためです。
なお、それぞれの線の色がピン、およびワイヤーの色に対応しています。
AccSnsController_Circuit.jpg
制作した回路はこのようになります。
20150625063740263.jpg
(プログラム)
続いて、プログラムに行きましょう。

今回のプログラムは、今までのサンプルを基に作成されているため、解説が面倒だから詳細については前回の記事をご覧ください。
このプログラムは、加速度センサーの平面方向をマウスポインタの移動垂直方向をマウス左ボタンの操作に割り当てています。
左クリックについては、加速度センサーを上に振り上げることで可能です。振りが強いほどボタンを長く押すようになります。また、センサーを逆さに向けるとボタンが押しっぱなしの状態になります。
(ゲームをやってみよう)
今日ご紹介するゲームは、n_ryota様が運営されているゲーム開発ブランド ship of EYLN(http://dev.eyln.com/) から、「Processingによる横スクロールアクションゲーム」です(事前に承認を頂きました)。
リンク先に飛んで「Action」の画像をクリックすると、ゲームのページに行くことができます。
こちらは、Processingというプログラミング言語で開発されたアクションゲームで、マウスだけで操作できます。
そのため、今回のコントローラーも当然使えます。
コントローラーが変化したことで、マウスとは違うゲーム感覚を味わえたと思います。
なんだかWiiコントローラーを自作した気分になりませんか?
え、操作がマウスより難しくなった?聞こえんなぁー
そんなわけで、また次回もお楽しみに(・ω・)ノシ

(あとがき)
コントローラーとゲーム操作のパラメータ調整って、案外難しいですね。
大きくしすぎても、小さくしすぎても操作性が悪くなるので、気持ちよく操作できるように設定するのも難しいものですね。
ゲーム開発はこんなところでも大変なんだなぁと、作りながら思ってました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました